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標準的な健診・保健指導プログラム(通称メタボ健診)のための
指導者向けプログラム・セミナー
実践自立型コーチングスキルセミナー+グループディスカッションのセミナーが定期的に開講します。
  ●対象 保健師・管理栄養士・産業医・看護士・健康指導士・
        企業の社会保険担当者の皆様
  ●日時 2月7日(土) 13:0016:00 講師:喜田 菜穂子
  ●場所 神戸駅付近(詳細未定)
  ●内容 
 現場の意識が低い可能性のある対象者に対して、当事者意識が高まるようなかかわり方に特化して指導します。参加者同士の悩みの共有やそれに対しての対応策などもディスカッションを通して伝授します。

平成20年4月から始まった特定健診の義務化に伴い、厚生労働省の「標準的な健診・保健指導プログラム」に、生活習慣病やメタボリック症候群の該当者・予備軍を減らすための特定保健指導を行う際に、コーチングの技術を認め推奨する旨が明記されました。

そして、平成27年にはメタボ対象者の25%削減が政策目標として打ち出されています。このことは保健指導の現場でコーチングは新しい重要な「技術」の一つとして捉えられていると思われます。

コーチングの定義

ビジネスコーチやパーソナルコーチの健全な育成とコーチングの普及を目的とした、世界で最大機関である国際コーチ連盟(ICF)によると、

「コーチングとは、クライアントのプライベートでのゴールや、仕事上のゴールへ、達成する可能性を最大にする為に、じっくり考えたり、創造したりするパートナーとなる事である」

「コーチングはクライアントのビジョン、目標・願望の実現に向かって、クライアントが行動できるように協力するオンゴーイング(進行中)の関係である」とあります。

つまり、コーチングとは、クライアントのゴール達成のために、継続的に関わっていくことなのです。

コーチングの歴史と、今までのコーチング

コーチの語源はハンガリー北部にある村の名前コークスから来ています。その村の地場産業であった自家用四輪馬車から由来しています。

コーチと呼ばれる人々が誕生したのは、19世紀頃だと言われています。個人の能力開発や個別指導で、きめ細かく教えた家庭教師を、人を乗せて目的地までしっかり運ぶ馬車になぞらえてコーチと呼びました。馬車の進むルートやスピードは、乗っている人(クライアント)が決めることができ、行きたい道を通って目的地まで行けるのです。

これに対して、トレーニングとは、列車のトレイン(Train)が語源で、線路のように軌道が決まっていて、降りる駅も、スピードも乗客の自由にはなりません。教育の世界での今までのやり方はトレーニングだったと言えるでしょう。

さて、目標達成のために自発的行動を促す技術・手法として、コーチングが確立し、ビジネスの世界で確立され始めたのは、1990年に入ってからですが、その後、90年代半ばには、日本でもアメリカから導入され、活用されるようになり始めました。一般的には、2000年代に入って、ビジネスやスポーツの世界でコーチングが流行しました。

コーチングを実践するとき、コーチはいつもクライアントの“自立の意識”を大切にして関わります。しかし基本的に、個人の選択を尊重し、自立意識を小さいころからしっかり植えつけられて育っている欧米人と、添い寝の文化で育った多くの日本人の意識には大前提にズレがありました。

日本では、一部の目的意識のはっきりしているビジネスパーソン、スポーツ選手には欧米式のままのコーチングで大きな成果が出たのですが、そのほかの人々にはなかなか成果が出なかったという事例も、たくさん報告されています。馬車に乗っても、自分で行きたいところを自覚できないのです。

自立については、別に詳しく説明しますが、このズレを確認・修正をしないでコーチングを進めてしまうと、効果が出ないということになります。

 そこで、私たちがご提案するのが「自立型コーチング」です。特定健診の保健指導では、メタボと診断されたもののあまり真剣にそれに取り組む意思のない対象者を扱わなくてはならない、という事態が予想されます。

従来のコーチングで関わるのが難しいとされている、「目的・目標」を持たない人を相手にしなければならない、という状況です。このような場合には、単なる技術としてのコーチングでは、対象者が「目的・目標」に対してやらされ感を抱く危険性がとても大きく、せっかく決めたプログラムも長続きしません。

ここでは対象者自身が保健指導を自分のこととして捉えプログラムを実行していく、という「自立の意識が必要不可欠です。

例えば、このプログラムでは、一番重要といえる「何のためにするのか」をはじめ、「実行することによって自分は何を得られるのか」「終了した時に自分はどのようになっているのか」「やる必要があるのだ!」等々全ては自分の事であり、自分で「やる」と決めた、という自立の意識を対象者がしっかり持つことが目標達成の鍵になると考えます。

そんな従来のコーチングだけでは解決できなかった対象者の当事者意識を高めるのが「自立型コーチング」です。

 

【自立型コーチングとは】

  保健師・管理栄養士・健康運動指導士が、特定保健指導を必要とする人に対して「自立型支援方法」の手法を使って、対象者の()自立」を促しながら動機づけ支援や積極的支援を行う会話法。

    保健指導対象者に「この取り組みは自分のためであり、取り組む必要がある」という当事者意識をしっかり持ってもらい、自らが考え行動するように働きかける方法。

※「自立」とは
 自らの人生や仕事において「自分が選択している」という意識があり、その選択に責任を持っていること。
コーチングや選択理論心理学を元に考案した、自立を促す関わり方の実践方法。

【自立型支援方法とは】  
コーチングや選択理論心理学を元に考案した自立を促す関わり方の実践方法。自分の仕事・役割・立場を自ら選択しているという自覚と責任を持つための意識を関わる側に促す。

【自立型コーチング習得プログラムの主旨】

 現場で使える、ということを第一義に、当事者意識のない対象者の当事者意識を高める関わり方を身につける。

【自立型コーチング習得プログラムの概要】

  講義型の受け身一方の形式ではなく、ロールプレイングゲームその他のワークを使った体験型学習。

 単なる技術の習得のみではなく、相手を尊重するための心を開いてもらえる支援者のあり方も含めて共に考え学ぶ。

【期待される効果】

●保健指導対象者が自分で選択して行動したという意識を持つため、挫折するケースが少ない

   →厚生労働省の政策目標であるメタボ対象者の25%削減が可能になる。

   →結果を出す保健指導ができる

●色々なリスクの重複がある対象者に対して早期に介入し行動変容を起こすことができる

●軽リスク段階で疾病化を食い止めることができる

●目標に沿った保健指導を計画的に実施できる

●対象者に合わせた保健指導ができる

●保健指導に従事する人が、しっかりとした関わり方の技術を習得できる

   →特定健診に限らずどんな場でも応用できる

 

参考資料

 喜田菜穂子著 イーストプレス社
 「きほんからわかるシリーズ ビジネスコーチング」2008年10月末発売

 プログラム・セミナーの詳細はメールでお問い合わせ下さい。
 
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