■メンバーのベクトルをそろえるために
研修担当の方とお話をしたり、中小企業の経営者のかたがたから依頼を受けて
課題をリサーチすると、
・仕事をしっかりする人と、
・いい加減な姿勢で仕事をしている(のように見える)人
の格差が大きく、結局、仕事をしっかりする人にばかり仕事が行き、そういう人はますます忙しく、疲労がたまり、不満が募る・・・ということを訴えられます。
まさに調和を崩している状態です。
組織として、いく方向を定め、皆で協働関係をとりながら、それぞれが出来ること・役割を全うしたらこんな不具合は生じないでしょう。
では、どうしたらよいか。
自分の仕事の役割、意味を見つけ、共有している目的の為に自らが能動的、かつ協働関係を作って動く個人の集まり(自立した個人の集まり)にしていく事が大切です。
それを作り出すには、二つの方法があるでしょう。
1.チームコーチングの出来る人を外部から招いて、定期的にミーティングを行う。
2.チームコーチングを身につけたリーダーを育成し、個人の心・思考に自立した意識を発露してもらうかかわりを定期的に実践する。
■理念・使命の浸透をコーチングで成功させる
それぞれの会社・組織には目指す目的があります。
利益を出すこともそうですが、何の為に組織が社会に存在しているのかと言う使命です。
年始の挨拶で、経営者が、社員全員に向って一生懸命考えた理念、使命のお話を伝える。効果がないというわけではありません。しかし、理念や使命感というものは、お念仏のように毎回唱えて暗唱したり、誰かから押しつけられるだけでは浸透しません。 紙に書き、壁に大きく張り出されている場面も見ますが、有効かどうかは首をひねりたくなります。
大切なのは、メンバー一人ひとりが日々の仕事にとり組むなかから、理念や使命感の意味を少しずつ理解していくことです。「なるほど、こういうことか」という気づきが、理念に生命力を与えます。その結果、メンバーの個々さまざまな価値観のなかに、組織の理念や使命感が浸透していくのです。そして、一人ひとりの当事者意識がより深まれば、共有化は、もっと大きくなることでしょう。
ハーモセミナーでは、組織のメンバーの中で、すでに実践している部分から使命を拾い上げ、広げていくかかわりをお勧めしています。
ここも、自立型コーチングが有効でしょう。
例えば、
「あなたの日々の業務で、“グローバルな○○○”という価値観が含まれているものがあるとしたら、何でしょうか?」
「“グローバルな○○○”が具現化できているとしたら、どんな場面ですか?」
自立型コーチングを通して、メンバーの日常業務のなかから、理念や使命感に気づいてもらえるようにしましょう。
今回は、「理念・使命の浸透」についてでした。
次回は、さけられない「対立」についての対処法についてお話しましょう。
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